OthloBlog - オスロブログ -

名古屋のIT系学生コミュニティOthloTechのブログです。

webサービスの企画とデザインの間にやるべき4つのこと

どーも!OthloTechのちーずです🧀
最近、OthloEventに参加してくれる女の子が増えてきて密かに喜んでいます。
私が参加者側だった時代は、女の子が全然いなくて寂しい思いをしていたので。笑
これからも男女隔たりなくいろんな人が参加してくれたら良いな〜って思っています!

今回は、開発よりではなくてUXデザインよりのお話をしようと思います。
webサービスを自分で開発していくにあたって、企画の土台がしっかりしていないとデザインの一貫性がなくなってしまったりせっかく作ったのに全然使われないサービスになってしまう可能性があるでしょう。
そうならないために企画とデザインの間にやるべき4つのことを説明していきます。
(「名古屋の学生団体を紹介するwebサービス」という企画例をもとに話をすすめていきます。)

記事のあらまし

  • webサービスを企画する学生をターゲットとしてサービスの企画からデザインの間にすべきことを順おって書いてきます。
  • 5W1Hでユーザー体験を洗い出す -> ターゲット(ターゲットユーザー / ペルソナ) -> 構造化シナリオ法 -> コンセプト
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代表交代のお知らせ

こんにちは!はせあきです。

代表交代のお知らせ

ぽこひでが今年度で卒業するため、10月9日より、愛知工業大学2年のはせあきがOthloTech運営の代表を務めさせていただくことになりました。
まだまだ未熟ではありますが、よろしくお願いします。

OthloTechでは、設立から約1年半の間、ぽこひでが代表を務めてきました。

ひでさん(ぽこひで)には、OthloTechを立ち上げた ことはもちろん、60名近くの方に参加していただいた東海最大級の学生限定ハッカソン「OthloHack2017」を開催するなどOthloTechを成長させ、名古屋を盛り上げていただきました。

本当にありがとうございました。


今後のOthloTechの活動

OthloTechでは、月に1、2回イベントを名古屋で開催していて、その参加者数は合計で600名、 ユニークで250名を超えました。ありがとうございます。

今後も変わらず、継続的にイベントを開催して、スキルアップできる場、大学の垣根を超えて 学生同士でつながれる場 を提供し続けていきたいと考えています。

今日までOthloTechが運営できているのは、本当に多くの方のご協力のおかげであると感じています。 運営体制は変わりますが、今後ともお力添え頂ますよう、お願いいたします。


次回のイベントのお知らせ

そして早速、次回のイベントのお知らせです。


UX勉強会

11月11日(土)には、株式会社ビズリーチ様のご協力により、UX勉強会を開催します! OthloTech初となるジャンルの勉強会です。ぜひご参加ください! othlotech.connpass.com


クックパッドCTOが語るエンジニアのキャリアについて

平日ですが、11/27(月)18:30からは、クックパッド株式会社執行役CTOの成田さんにお越しいただき、エンジニアの働き方や成田さんのキャリアについて講演いただきます。クックパッドに興味がある方はぜひ! othlotech.connpass.com


LT大会

そして、2017/12/10(日)に、久しぶりのLTイベントを開催します!参加お待ちしております! othlotech.connpass.com

CI環境のススメ -Jenkins-

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おはこんばんちは!そしてはじめまして!
OthloTechに最近参加しました@ジュジュです!
去年までは低レイヤをやってたんですが最近Androidアプリを作り始めたりしています。以後お見知りおきくださいな。
誰か強い人教えてください

さて、今週OthloBlogは自分が担当ということでCI,CDについてお話するとともに、CIツールとして有名なJenkinsの使い方を少し紹介したいなって思っています。

下記URLからダウンロードできますよー
https://jenkins.io/

というわけでさっそく書き始めたいと思います!

CI,CDって何?

まず、こんな疑問を持つ方もいるんじゃないでしょうか。
単語の省略なので英語とその直訳を調べてみました。

CI = Contiuous Integration(継続的インテグレーション)
CD = Contiuous Delivery(継続的デリバリー)

ますます何だこれって感じです。

なんだかよくわからないのでかんたんに説明すると

CI = 自動でビルドやらテストやらをやってくれる環境
CD = 自動でデプロイしてくれる環境

こんな認識でもいいんじゃないでしょうか。ともに開発サイクルの短いアジャイル開発なんかでよく使われるようですね。間違っていたらごめんなさい。

そんなの、手元でビルドしてデプロイすれば良くないですか。。。

こんな意見を持った方、もっともだと思います。のでCI,CD環境を作る意味を話していこうと思います。

ソフトウェア開発していてこんな経験ありませんか?

  • チームで利用しているソフトウェアのバージョンが異なりバグる
  • ビルドやテストの通らないプルリクを適当にレビューしてマージしdevelopブランチがバグる
  • 自分の開発してない部分のテストをしたくない
  • デプロイ面倒臭がっていたら開発終盤でバグ祭り

自慢じゃないですが自分はあります
まぁ人間はミスをする生き物でこれを100%防ぐのは不可能です。
そこで

ミスがミスにならない環境を作ろう!
問題にいち早く気づくような環境を作ろう!

と、こんなのがCI,CD環境を作る意義であります。

で、そんなCI,CDを実現するためのツールとして今回紹介するのがJenkinsというわけです。

Jenkinsの機能

Jenkinsは何かをトリガー(きっかけ)としてバッチ処理をしてくれるツールです。WindowsでもLinuxでもMacでもシェルで動作するものであればだいたいなんでもできます。
シェルが使えるならなんかいろんなことさせられそうです。プラグインも豊富に用意されており用意にいろんなことができるようになっています。 本記事では具体的な設定とかではなくJenkinsをつかってどんな面倒臭さを解消できるのかを紹介していきたいと思います。

GitHubのプルリクエストをトリガーにする

Jenkinsをつかうならまず、やってほしいのはこれです。

プルリク手元に引っ張って動作確認するの面倒くさくないですか?

そんな煩わしさ解消できます。
JenkinsにGitHub Pull Request Builderというプラグインを導入するとビルドとテストを自動的にするようにできるんです!これでコードレビューは動作確認をサボっても良くなるかもしれないですね!
しかも、プルリクエストを実際にdevelopやmastarといったブランチとマージしてテストするなんてことも出来ちゃいます。
これでマージしたらあかんかったみたいな事態ともおさらばできますね!

ちなみにテストが成功するとこんな感じになります。

失敗するとこんな感じ。

これなら気づきそうですね。
プルリクのブランチにコミットをプッシュしてもリビルドされるので細かい変更した時のテストも楽ちんです!

特定のブランチへのpushをトリガーにする

次に紹介する機能です。

いちいちデプロイするの面倒くさくないですか?

masterかdevelopかreleaseか、どれが対象になるかはわかりませんがプルリクがマージされたときに自動でデプロイしてくれれば楽ちんですよね。
デプロイのためのプラグインがあるかどうかは言語とかによる部分がかなり大きいですがだいたいシェル使えば出来ると思うので問題ないでしょう。
検証環境での実際のテストが簡単になりますね!PluginとしてはGit PluginやGitHub Pluginとか使えばかんたんです。

与えられたコードを解析する

これに関しては行き過ぎではあるんですけど

そもそもコードレビュー面倒くさくないですか?

SonarQubeってソフトをJenkinsに登録して動作させればコードの静的解析なんてのもできたりします。バグっぽいところやバグの香りがするところなんかを指摘してくれますよ!Quality Gateってやつを設定すれば評価基準なんかも設定できたりします!動作もプラグインがあるから簡単です。
ちなみにWeb系作ってるとjQueryでバグがたくさんあるって怒られるからあんまり当てにならないかもしれません。
テストと解析による評価基準通れば自動でマージするとかもできますが、頼り過ぎはまだよくなさそうです。時代の進化に期待しましょう!

結果をslackに通知する

個人的には結構大事な機能です。

プルリク投げたときに他の人に伝えるの面倒くさくないですか?

Jenkinsの処理が終わったあとに事前に設定したslackのチャンネルに通知できたりします。テストやビルドが失敗したときだけ通知って形にもできますよ!
これを設定しておけばプルリク投げるたんびにslackでメンションつけてレビューしてーって言わなくてもすむわけですよ。
設定しておくだけでいいのでコミュ障害の僕でも臆さなくてすむわけですね。

終わりに

いかがだったでしょうか?この記事を読んでこのJenkinsってやつなかなか有能な執事さんだなって思っていただけたらとても嬉しいです。
それでは皆さん快適な開発ライフをお過ごしくださいな!

最高に使いやすいメモツール「Bear」が最高にオススメ!

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こんにちは!夜に見ている方はこんばんは! OthloTechのにーさんです!

最近OthloTechのWebページやブログを先導していく担当となりました笑
はてブへの移行作業もしていました。誰でもすぐに、気軽に書きやすくなったので、はてブへの移行は結果的に良い判断だったんじゃないかなと思ってる次第です!

何か表示がおかしかったりしたら遠慮なく教えてくださいな!


先週のブログはごまきの、この記事。 othlotech.hatenablog.com これまで何やってる学問かさっぱりだった心理学のイメージが、具体的でタイムリーな話のおかげで「こんなことやってるんだ〜」って思えました!


さて、今週はブラックだと学内で有名な研究室に所属している(ちゃんとやることやったら遊ばせてくれるから良い意味のブラックだよ!)僕がブログ担当なのですが、
そんな研究室で使ってるツールの紹介だったら面白いかな?と思ったので、今回はほぼ毎日使ってるメモツール「Bear」の紹介をしようと思いますー!

メモツール「Bear」とは?

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Bear - Notes for iPhone, iPad and Mac

iOS/macOSで互換性がある、マークダウン形式で書けるメモツールです。
非常に動作が軽く、また想像以上にたくさんの機能を備えています。

先に言っておきますが、このツールは月額課金制。
¥120/月
かかって無料ではないんですが、この記事を読めばそれ以上の価値があることは絶対わかるはずです!

マークダウンの記法で入力したら、自動で変換されて文字が見出しサイズに変わったり、箇条書きになったりするのは当たり前。

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とある機械学習の講義メモ。

でもこれならDropBox Paperとかで良いんじゃね?

いやいやいや!結論つけないで!ほらそこブラウザバックやめて!!
DropBox Paperで良いと思う人、多いと思います。僕だって最初はそうでした。

でもBearには使いたくなる理由がたくさんありました!


iOS版めっちゃ使いやすい!

見出しの変更や太字、箇条書きの設定や、画像の貼り付けなど、マークダウンでよく使われてる機能をすぐ設置することができちゃいます。
PCではメモよく使うけれど、スマホでは使いづらいからメモアプリ使わない〜って人でも使いたくなるんじゃないでしょうか?

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キーボードの上に色々なマークダウンの機能を利用できるボタンバーが用意されてます。ボタンバーを右にスワイプしたらもっとたくさんのボタンが出てきますよ。

iCloud同期に対応!

めっちゃ爆速。わずか3秒でメモの内容は同期されちゃいます!
大学やカフェでPCを使ってメモした内容を、移動中にスマホですぐに続けて編集できる、これめっちゃ快適です!
このiCloud同期機能、他のマークダウンメモアプリではなかなか無いんですよね・・・

タグ付けできて分類が楽!

これまでの画像でチラチラ見えたかもしれませんが、#タグ名と入力するとメモにタグをつけることができます。このタグで、メモをフォルダのように階層で管理できるんですよね。
これ、他のマークダウンのメモツールでは無い機能です。

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たくさんメモが溜まってくると、この機能のあるなしが地味〜に響いてきます。

ショートカットキーが便利!

普通のメモツールの機能に加え、色々なショートカットキーが用意されています。まさに痒い所に手が届くよう!

  • ⌘ + Shift + 7 で2017/09/14 23:54のように日付と時間
  • ⌘ + Shift + 8 で2017/09/14のように日付
  • ⌘ + Shift + 9 で23:54のように時間
  • 自分の好きなキーを設定しておいて、いつでもどこでも編集ウィンドウを呼び出し!思いついた時にすぐメモできるのでとってもありがたいです。

その他にも・・・

Bearの良い点をあげればまだまだ数多く出てきます。

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テーマが6種類あるよ!

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フォントやサイズ、レイアウトの微調整できるよ!

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クマかわいい

おわりに

正直、メモのツールを探してる人は「これしかない」レベルでお勧めです!!

マークダウンのメモツールをこんな条件で3日ほど探して、

  • iOSmacOSで使える
  • iCloudで自動同期してくれる
  • マークダウンで自動変換
  • 高いお金は払いたくない
  • pdfなどの形式で出力できる

見つけた時は「そう!こういうのが欲しかったの!!」ってテンションが上がったのを覚えてます。

一部の機能が制限されてるけど無料版もあるので、ぜひ試してみてくださいな〜!

iOS版はコチラ

macOS版はコチラ

心理学を楽しむための心理学入門

こんにちはv(^o^)v OthloTechのごまきです!

Othloブログがはてなブログに移行されましたねっ。
個人的にははてなブログの方が更新しやすくなったので嬉しいです。
でも、マークダウン方式での記事の執筆やgitでのpushは大変勉強になりました。
はてなブログに移行しても、みなさん宜しくお願いします!

さて、今回私がお話しする内容はズバリッ、心理学についてです。

私は現在、大学で社会心理学を専攻しています。

それを知ってか知らずか、OthloTechのイベントの参加者の方や知人によく、「心理学って面白そうだよね」ってよく言われます。

例えばみなさん、この本ご存知でしょうか?

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

「嫌われる勇気」です。この前ドラマにもなったみたいですね!

この本は「アドラー心理学」という一つの心理学の分野について、対話式でわかりやすく解説しています。
現代の社会で多く悩まれているであろう人間関係との向き合い方がテーマになっているためか、多くの人の手に取られました。



しかァし!!!

「心理学」はアドラー心理学だけじゃないんです!!!

脳科学、デザイン、医療、マーケティング、政治…さまざまな分野と結びつき、どんな姿にも変身するカメレオンのような学問…それが心理学です。

心理学の扉を叩くだけで、世の中の見え方がぐるりと変わる(ハズ)です。

そんなこんなで今回は、

・心理学ってなんか楽しそう

・UI/UXデザインに役立てられそう

・心理学を極めれば恋人ができそう

・でも、何をすればわからない…

そんな方のために、私なりの「心理学の楽しみ方☆超入門」を記事にしていきたいと思います。
なんと私のヘタクソなイラストつきです!まさかの手描き!!!
興味のあるジャンル別にオススメの本も紹介しますので、ぜひ暇なときにでもチェックしてみてください!

心理学は「こころの科学」

まず心理学について。

大学で使用される教科書などはよく、心理学を「こころの科学」と呼んでいます。

もちろん、「こころ」とは心臓のことでないですよ!

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こころ

必ずそこにあるのに目には見えない、それが「こころ」です。

私たちが急にレッドブルが飲みたくなって深夜にコンビニに走るのも、ゲームなんてそんなにやったことないのに任天堂のswitchが欲しくて欲しくてたまらなくなるのも、意味もないのに美味しそうなご飯や恋人との2ショットをインスタに投稿したくなってしまうのも、「こころ」が私たちに働きかけているからです。

その「こころ」の働きを科学的に(厳密にいうと実験で)解き明かす、というのが心理学です。

そのため海外の大学では心理学は一般的に理系分野の学問らしいですよ。
日本だと文系というイメージが強いですよね。



ヤバい心理学?

話はガラリと変わりますが、皆さん「吊り橋効果」ってご存知ですか?

グラグラ揺れる吊り橋の上にいると男女は恋に落ちやすいっていうアレです。

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吊り橋効果?

世間一般には恋愛心理学を用いたテクニックとして紹介されていたりします。

「気になる異性がいるアナタ!吊り橋とは言わずとも、ジェットコースターなどちょっとスリリングなデートに誘ってみると良いですよ!」

なーんてアドバイスを目にしたり、はたまた友達にアドバイスしちゃったりしたことはないでしょうか?



この「吊り橋効果」は1974年にダットンとアロンによって発表された論文が元になっています。

実験の方法をお話ししますね。

揺れる吊り橋の真ん中に女性が立っていて、吊り橋を渡ってきた男性(18〜35歳)に「創造性に関する実験に協力してくれませんか?」とインタビューをします。

その実験の内容は、図を見せ、その図を使って物語を作ってもらうというものです。

その後、女性は「実験についてのもっと詳しい説明が知りたかったら、連絡してね」と実験に協力してくれた男性に氏名と電話番号の書かれた紙を渡します。

同様の流れの実験を固定橋(揺れない橋)でも行います。

後日、実際に電話をかけてきた男性は吊り橋条件で18人中9人、固定橋条件で16人中2人という結果になりました。


この研究方法を聞いた上で、もう一度問います。

あなたが気になる異性がいるとして、その人とお近づきになるために吊り橋デートに誘いますか?

確かに吊り橋条件では18人中9人と、固定橋条件の結果より電話をかけてくる男性の割合が高いです。

しかし、これを「恋に落ちる」と解釈してしまっても良いでのしょうか?




このように、有名な論文の研究成果が他の論文や書籍に短い要約文で引用されまくり、ちょっと大げさな解釈で知られてしまっている…ということは数え切れません。


心理学的なアプローチでハウツーを述べている一般書籍は多く存在しますが、私が主張したいことは疑いを持てということです。



心理学に興味がある人は、ネットで検索してみたり本屋さんの心理学コーナーに立ち寄ってみたりすると思うのですが、残念ながら「大げさな解釈」しか掲載されていないような記事や本は多く存在します。


もちろん、心理学に興味を持たせるという目的ではそれでいいのかもしれませんが、あまりにこの「大げさな解釈」を信用しすぎると後々に困る可能性は高いです。


ある研究の「結果」だけが淡々と述べられている心理学の本を読むより、その「過程」がわかりやすく解説されている本を読むことを強くお勧めします。

ただ、「過程」がわかりやすく解説されている本となると、どうしても分厚くなってしまったり、専門用語がたくさん出てきて読みにくかったりして、どうにもとっつきにくくなってしまうという問題点があります。


実際に私も、研究室で使用する心理学の専門書や論文に初めて目を通した時、さっぱりピーナッツって感じで1人で「は?」ってキレながら読み進めていました。

そこで皆さんに、心理学研究の「過程」、つまり研究の流れについて、できるだけわかりやすく解説をしたいと思います。



心理学の研究が普段どのような手順で行われているのかを大まかに掴めば、専門的な本や論文も読みやすくなるほか、「じゃあ、こうするのはどうだろう?」という新しいアイデアなどがたくさん浮かんでくるようになって、心理学がもっと面白くなるはずです!



流れを知る 〜心理学の研究って何してるの?〜


では、心理学の研究の流れについて、例を用いて紹介していきたいと思います。

先ほど「ゲームなんてそんなにやったことないのに任天堂のswitchが欲しくて欲しくてたまらなくなる」のはこころが関係しているとお話ししましたよね。

(もちろん、switchは素晴らしいゲーム機ですよ!!!私も持っています!!!!モデラー使いです。)



ご存知の通り現在switchは大変品薄で、東京では毎週のように抽選会が開かれています。

世間では品薄商法だなんて言われたりもしています。(実際は本体に使用される半導体の不足らしいですが…。)



ここであなたは疑問に思うでしょう。

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ぎもん

「もしもswitchの在庫が充実していて、手に入れようと思えば店頭や通販などで定価で簡単に手に入るとしたら、switchを欲しいと思う人の数に変化はあるのか?」

(重ね重ね申し上げますが、switchが品薄でなければ購入するに及ばない商品だと主張しているわけではありませんよ。)



トム・ソーヤの著者マーク・トウェインがかつてこのような発言をしました。

「人間に何かを欲しがらせるには、それが簡単に手にははいらないようにすればいい」

もしもこの一節が本当なら、「品薄だ!」という情報が私たちの「こころ」を揺るがしているかもしれません。

この仮説を調べる方法はあるのでしょうか?



例えば、今ある地球をコピペで2つに増やして、片方の地球ではswitchは品薄、もう片方の地球はswitchが十分手に入るようにします。

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地球をコピペ…!?

そして、それぞれの地球に住んでいる人にswitchについて説明して、「switchを魅力に感じますか?」「switchが欲しいですか?」「何円なら買いますか?」とアンケートをとるのです。


そのアンケートに結果に、統計的に有意な差があれば、この仮説は正しいということになります。



しかし、当然ながら、地球を2つに増やすなんてことはできませんよね。

そこで心理学の研究では、いわゆる「対照実験」を行います。



「品薄」は私たちのこころに影響を与える?実験してみよう


ここで仮説をもう一度確認しておきましょう。

仮説:品薄という情報は、ある商品の購買意欲をより高くする。



では早速、この仮説を検証したい時に一般的に行われる(超シンプルな)実験についてお話ししていきます。

今回は、この実験に協力してくれる実験参加者が100人いることにします。

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まず、この100人をランダムに50人ずつの2つのグループにわけます。

そしてそれぞれのグループに、架空のチョコレートの商品紹介が書かれた紙を配り、読んでもらいます。

ここで実験参加者の行動を揺るがす(であろう)ある仕掛けを与えます。グループごとに、紹介の仕方を変えるのです。

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AグループとBグループの違い
※この画像だけ諸事情により罫線が入ってアナログ感丸出しになってしまいました。すみません。



Aグループ…「◯◯社が皆様にお送りするこのチョコレートは、最高級のカカオ豆を使用し、フランスの職人が一つ一つ丁寧に作り上げた最高級のチョコレートです。そのとろけるような甘さとあと引くほろ苦さに、あなたもきっと虜になるでしょう。店頭または通販でお買い求めになれます。



Bグループ…「◯◯社が皆様にお送りするこのチョコレートは、最高級のカカオ豆を使用し、フランスの職人が一つ一つ丁寧に作り上げた最高級のチョコレートです。そのとろけるような甘さとあと引くほろ苦さに、あなたもきっと虜になるでしょう。カカオ豆の入荷状況によるため、販売数には制限があります。販売する際は、当社ウェブサイトでお知らせいたします。




AグループとBグループの違いは、チョコレートが普通に手に入るか、品薄でいつ手に入るか分からないか、です。

そしてそれぞれの商品紹介を読んでもらったあとに、

・先ほどのチョコレートをどれほど魅力に感じたか?(1.全く魅力に感じなかった-7.非常に魅力に感じた の7段階で答えてもらう)

・先ほどのチョコレートを購入したいか?(魅力度と同様、7段階で答えてもらう)

・何円なら購入したいか?(金額を記入してもらう)

このような項目のアンケートに答えてもらいます。

ちなみに、紙のアンケートに答えてもらう調査方法を質問紙調査と呼びます。 また、「1.全く魅力に感じなかった-7.非常に魅力に感じた」の7段階の答え方がある場合、7件法と呼びます。

(就職試験の性格診断などで「1.全くそう思わない-3.普通・分からない-5.非常にそう思う」などの質問に答えたことはありませんか?これは5件法の質問です。)




そして、結果を集積して、統計的な処理を行います。

例えば、チョコレートの魅力度がこのような結果になって…

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チョコレートの魅力度の違い

この差が、統計的に有意な差であると分かれば、品薄の情報はチョコレートの魅力度に影響を与えたかもしれない、ということが言えるわけです。

チョコレートの購入したいか?やチョコレートの値段も同様に確かめて、いろいろ考察をします。

以上が、品薄という情報は、ある商品の購買意欲をより高くするという仮説を検証するための実験の流れです。

ご紹介したのはものすごくシンプルな例&私が5分くらいで考えたものなので、いろいろ突っ込みどころがあるかもしれませんが、とりあえずこの流れを理解しておいてください!


それでは、この研究の流れが理解できればもっと面白くなる、心理学の分野のご紹介をします!

オススメ分野のご紹介

学習心理学

「学習」と聞くと幼稚園や小学校の教育に使う心理学なのか…?と思われる方もいるかもしれません。

しかし一般的には、「ヒトや動物が経験を踏まえて行動を変化させていく過程」を研究する心理学です。

みなさん、パブロフの犬って聞いたことありますか?

犬にベルを鳴らしたあとにエサを与えることを繰り返していると、ベルを鳴らしただけで犬がよだれを垂らすようになる、というものです。

専門用語では古典的条件付けと言います。

この学習心理学の分野の応用には、人間はなぜギャンブルにはまってしまうのか、なぜスマホをちらちらと見てしまうのか…など日常の疑問を解決するヒントが隠れています。

ちょっと面白そう!と思った方がGoogle Scholarで「学習心理学」と検索してみることをオススメします。

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行動経済学

「いらないのに、無料!って聞くとついついもらってしまう…」「ダイエットしようと決意したけど、明日からにしよう…」

日常の些細な情報に影響されて変化する私たちの消費行動…なぜ?と疑問に思ったことはありませんか?

もしかしたら、自分の意思で行動していると思い込んでいるだけで、何かに影響を受けているとは気がついてないかもしれません。

興味あるかも!って方は、是非この本を読んでみてください。

「予想通りに不合理」です。

伝統的な経済学では説明ができない、現代の人間の消費行動の不思議について丁寧に説明してくれます。

私が先ほどお話しした「品薄の情報は購買意欲に影響を与えるか?」という疑問は、行動経済学の分野が一番近いです。

この本の面白いところは、なんて言っても実験のデザインの斬新さ!!

先ほどはアンケートによる実験についてご紹介しましたが、この本での実験はより現実的というか、バーなどのお店に協力してもらって実験をしています。

こんな風にして仮説を検証するのか!とあなたも心理学の奥深さに驚くと思います。

応用認知心理学

脳の基本的な機能(記憶、視覚など)について基礎的な研究をする認知心理学を、より応用的な題材で研究しているのが応用認知心理学です。

みなさん、よくテレビのニュースの裁判の報道などで、「目撃証言」という言葉を耳にしたことはありませんか

犯人像の犯人の乗っていた車、犯人の行動などを、実際に見ていた人から聞き出すことです。

しかし、認知心理学の研究では、人間は強いストレスを感じていると体験時間が長く感じたり、たとえ自分が経験したことのないことでも、「やっただろ」と周りに言われるとやったかのような偽りの記憶を作り出してしまう…などの傾向がわかっています。

そのため、この目撃証言のあり方は本当に正しいのか、もう一度議論をする必要があるのです。

ちょっと暗い話?になってしまいましたが、応用認知心理学は脳の仕組みや癖と厳密に関係していることから、デザインにも役立てられています。

文字の大きさや薄さについての研究など、興味深い論文がたくさんありますよっ!

オススメの本はこちら。

インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針

インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針

「インターフェースデザインのための心理学」です。

この本の著者は論文を読み漁るのが大好き!という変態的な(褒めてます)趣味をお持ちで、ありがたいことに膨大な数の論文の内容をトピックごとにわかりやすく解説してくれています。

「研究の流れ」をしっかり理解していれば、より楽しく読めると思います。

応用認知心理学以外にも、先ほどご紹介した学習心理学の分野などについても書かれているので、ぜひ読んでみてください。

あなたもレッツ心理学!

以上、オススメの本の紹介でした。

改めて、私が伝えたいことは、世の中にあるいろいろな「心理学」に疑いを持てということと、研究の過程を知れば心理学はもっと面白く、身近な学問になるということです。

より多くの方が心理学という学問の真の姿に興味を持ってくださり、得た知見を自分の活動やデザインに役立ててくれることを願っています。

学生団体を創って1年で分かったこと/気付いたこと

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こんにちは! OthloTech運営代表の@pokohideです!

OthloTechは去年の5月に立ち上げたので、今月でちょうど1周年を迎えました。現在OthloTech運営チームは7人のメンバーによって構成されていて、これまでのイベントの参加者数は合計で400名, ユニークで140名を突破しました🎉。ありがとうございます!\(^o^)/

過去のイベントやブログ記事はここに載っているので、OthloTechを知らないという方は一読いただけると幸いです。

ちなみにOthloTechは オスロテック と読みます(笑)

はじめに

※ この記事は@pokohideの経験や考えに基づくものです。

1年前にOthloTechを創るまで学生団体に所属したこともなければ、特に外のイベントにも参加したことのなかった自分が学生団体を創って1年で気付いたこと、分かったことをまとめました。

この記事は学生や、これから団体を作ろうと思っている人、すでに活動されている人に向けた記事です。

1年経って気付いたこと/分かったこと

Othlo名刺

OthloTechでは立ち上げ当初、どのように認知してもらうかということで名刺を作ることにしました。

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  • すでに当時の運営メンバーに自分の名刺を持っている人が何人かいた
  • 立ち上げ当初であったためこれからどれだけメンバーが増えるか検討がつかなかった
  • また、メンバーが増えるたびに名刺を新しく発注する資金もなかった(/_;)

という理由により、個人名は載せず団体情報のみの団体名刺を作りました。

当初はこの名刺をひたすらばらまいていました。東京に行く予定がある学生がいれば、団体名刺を数十枚渡して、「東京でばらまいてきてーw」といった感じで。なので、知らない間に名古屋より東京でOthloTechの認知度が上がっていた。という状況が起こったりしました(笑)

現在は、ブランディングのためにも運営メンバーからのみ名刺を渡すことにしています。

社会人とのやりとり

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OthloTechを創った時期やインターンの時期が重なって、いきなり企業との接点が増えました。敬語もよくわからないし、どうやってアポを取ればいいかも分からない。最初はイベントの打ち合わせ日を決めるだけでも一苦労でした。

これはある方からの受け売りなのですが、この言葉を言われて以来気をつけている事があります。

「企業にとってはMUSTではなくてBETTER」

という言葉です。

企業にとって学生団体に協賛することは、MUST(必ずしなければならないこと)ではなくBETTER(したほうが良い事)にすぎないのです。

「これは企業にとってもメリットのある提案だ!これを提案すれば、きっと企業も協賛してくれるはずだ!」

と思っていた企画でも打ち合わせ日すら決まらない…そんな経験もありました。

企業との連絡で、個人的には「いつ空いていますか?」はご法度だと思っています。必ず「こちらはいついつが空いているので、ご都合がつく時間を教えてください」というように、こちらの空いている予定を伝えた上で、その中からお互いに都合が付く日にするといった方法にしています。

個人情報には気をつける

これはもしかしたら、常識かもしれませんが僕は知らなかったので。

OthloTechでイベントを開いていく中で参加者の個人情報などを保管する必要が出てきました。OthloHack2016で参加者の個人情報を協賛企業に送るなどそういった場面も出てきました。(参加者同意のうえ)

そういった個人情報を含むデータを送る時には、データを暗号化して暗号化データをメールで添付して、その後パスワードだけを送るというように、片方のメールが盗まれても、個人情報は流出しにくいようにしてね。と言われて、勉強になった経験があります。

GoogleDriveにスプレッドシートを暗号化するといった機能は提供していないので、CSV形式でダウンロードしてから、外部サービスやソフトでZIP暗号化するといった流れがいいと思います。

この辺りを参考にしてみるといいかもしれません。

学生団体の難しさ

正直、始めの頃は「学生団体を創ること」と「起業」の何が違うのかが分かりませんでした。

やれる事、やっている事も大差ないだろう。せいぜい責任がより伴うくらいかな、そんな感じでした。しかし、との起業との違いは主に2つあります。

  • 学生主体であること
  • 給与が発生しない

この2つはかなり実際に運営していて難しいところだなと痛感しています。

学生主体であること

学生主体ということは、月日が立てば必ず代表が変わる時期が来ます。そして、引き継ぎといった作業が発生します。

人のノウハウや人との繋がり、コミュニケーション能力などは完全に引き継げるものではありません。基本的に代表の質などは減少傾向になると思います。これはどうしても起きてしまうことで、能力を100%引き継ぐことが出来ないからです。たまにスゴイヤバい奴(できるって意味で)が出てきて、一気にパワーアップすることもあるでしょう。しかし、この潮流からは抜け出せないので、「ミーティングの議事録を取る」など、言語化できるものは残すといったルールを決める必要が出てきます。

また、これは協賛してくれている会社側にとっても言えることで、来年も活動しているか分からない団体に協賛してくれるかという信頼問題にも繋がります。

給与が発生しない

学生団体は基本的に給与は発生しません。その上で、あるミッションに向かって突っ走っていかなければなりません。そのモチベーションを保つためにお金ではなく、別の何かを見つける必要があります。

「自分が楽しいから」や、「世の中をよくしたいから」など人によって様々。この答えは未だに分かりません…誰か教えてください(´・ω・`)

さいごに

OthloTechは今月で1周年を迎えました。これからもOthloEventもくもく会など開催していきます。

運営に興味を持ってくれた方も、気軽に連絡してくれたら嬉しいです。

OthloTechで使っているサービス

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こんにちは! OthloTech運営代表のヒデです!

使っているサービス

OthloTech運営チームでは立ち上げ当初から様々なサービスを用いて、効率化を行ってきました。その中で現在使っている主なサービスについて、何故それを使っているかや過去に使っていたサービスと何が違うかをまとめました。他の団体や学生たちに参考になればと思います。

Slack

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https://slack.com/

立ち上げ当初から海外発のコミュニケーションツールであるSlackで連絡を取ってきました。検索機能やリマインド、外部サービスとの連携が容易なので重宝しています。無料枠でも問題なく使えます。

基本的にはおすすめなのですが、学生団体等で使う場合には要検討したほうがいいと思います。Slackには既読が存在しません。その発言を誰が読んだのか、どこまでの人が見てくれているのか、が分かりません。使う前に、自分にメンションが付いたメッセージには、「👍リアクションを必ずする」といったようなルールを決める必要があるなと考えています。

また、スマホアプリのほうは動作が多少重かったりもするので(肌感ですが)、メッセンジャーやLINEで代用できるならそっちでもいいかもしれませんね。

Dropbox Paper

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https://www.dropbox.com/paper

当初はHackMDと呼ばれるオープンソースで使えるマークダウン形式に対応していてリアルタイム共同編集ができるサービスを使って、ミーティングなどの議事録を書いていました。しかし、URLで簡単に共有できるのはいいのですが、書いたノートの管理やセキュリティ、UI/UXの観点から、Dropbox Paperに移行しました。それ以来、OthloTechのミーティングではDropbox Paperを用いています。

Google Drive / Photos

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https://www.google.com/intl/ja_ALL/drive/

Googleで団体用アカウントを作って、運営メンバーに権限を付与して、ファイルや写真の管理をしています。無料枠で特に困ることなく使えるし、権限付与タイプなので、セキュリティ対策も出来るし、ファイルや写真の共有も楽です。

Connpass

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https://connpass.com/

OthloTechでは月に1度、学生エンジニア/デザイナー向けにOthloEventを開催しています。このイベント管理にConnpassを用いています。また、もくもく会といった小規模なイベントはFacebookのイベントで管理しています。

完全無料で使えるのと、マークダウン形式で書けること、アンケート機能や、イベントごとに管理者を簡単に設定できるので重宝しています。

GitHub

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OthloTechは運営メンバーでも開発を行っています。実際にこのブログが載っているサイト自身も運営メンバーによって開発されています。開発については以下の記事参照してください。ブログの投稿もGitHubでプルリクベースで行っているので、GitHubは欠かせないサービスです。

Misoca

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https://www.misoca.jp/

協賛企業に請求書を発行したりする場合に、ぱぱっと使えるので重宝しています。現在では料金体系が変わったようですが、無料枠でも月に10通は請求書を発行できるので、学生団体などでは得には問題はないでしょう。UIのシンプルで初心者にも分かりやすいので、機会があれば使ってみるといいと思います。

Facebook / Twitter

公式アカウント(Facebook, Twitter)のフォローお願いします(笑)

さいごに

OthloTechでは色々なサービスを使って効率化したい学生メンバーを募集しています。

というWantedly風な締めくくりで終わりたいと思います。